My life as a cat
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2021年02月17日(水) Lovin’ you

ロクちゃんの事情とわたしの事情をうまくアレンジできて、静かに朝食を摂れる日は嬉しい。夕飯後から、4、5回程授乳してるせいで、酷くお腹を空かせてやっとありつく朝食の美味しいことよ。今日は自家製のフルーツグラノーラ。リュカが作って常備してるスペルト小麦(petit épeautre)のミルクを注いでいただく。

ロクちゃんはうんちもおしっこもかなりトイレ(といってもただの大きなボウル)でこなせるようになった。わたしはピッピッとかカッカッと掛け声を出すのがだるくなったので、合図の音楽を一つ決めて流すことにした。選んだのはミニー・リパートンの"Lovin' you"。曲の長さも3分ちょっとでちょうどいい。してもしなくても、曲が終わるまでは待つことにしてる。目を見ながら一緒に歌ってあげる。歌詞はわたしの気持ちそのもの。

Lovin' you is easy 'cause you're beautiful
Makin' love with you is all I wanna do
Lovin' you is more than just a dream come true
And everything that I do is out of lovin' you
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la-la-la-la-la-la
Dodn-dodn-do-do, a-a-a-a-a-oh
No one else can make me feel
The colors that you bring
Stay with me while we grow old
And we will live each day in springtime
'Cause lovin' you has made my life so beautiful
And every day of my life is filled with lovin' you
Lovin' you, I see your soul come shinin' through
And every time that we-, oh, I'm more in love with you
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la-la-la-la-la-la
Dodn-dodn-do-do, a-a-a-a-a-oh.......


そういえば先日"Loving"という映画を観た。異人種間の結婚が違法だった時代、愛のために戦った夫婦の実話ベースのお話。異人種間の結婚をして、混血児を授かったわたし達夫婦にとって、ぐっさり刺さってくる話だった。アメリカ映画の典型のような大袈裟なめくるめくドラマティックな演出はなく、熱い血が音もたてずとくとく流れるのをじりじりと見せられてるような静かな展開だったのが余計胸に響いた。ミルドレッドは黒人とカテゴライズされてたけど、どちらかといえば"カフェ・オ・レ"で、もう彼女自身が既に混血な雰囲気。白人至上主義とかいうけど、どこまで白人って言うのかな。ロクちゃんを産んだ産院で、助産師さんの一人が、しきりに褒めてくれた。

「この子本当に可愛らしい顔してるわ。混血児は頭も良く育つわよ」

より遠くまで飛んだ種は強いということ。わたしが住んでる町ではその昔家族・親戚間で子供を作ってしまう人など結構いて、やっぱりかなりの確率で奇形児だったりちょっとおかしい子になってしまったんだそうだ。

それにしてもタイトルの"Loving"は主人公夫婦の名字だという。なんて素敵な名字。わたし達は夫婦別姓だけど、こんな名字だったら変えてもいいな。


Michelina |MAIL