My life as a cat
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2021年01月14日(木) 授乳とおむつと

授乳は”休日なしの一日8時間労働”と助産師さんが言ってたけど、本当だった。授乳して一息ついたらすぐまた授乳の時間。”新生児は欲しがるだけ与えていい”と教わったけど、困ったことにロクちゃんは眠ってばかりいて、滅多に空腹を訴えて泣くことがない。だから2、3時間おきに起こして飲ませる。日中はあげればよく飲むのだが、問題は夜。眠りこけてて頬を叩こうが、目をこじ開けようが起きない。ある夜はなんと10時間おっぱいを飲まず眠り続けた。こちらは脱水症状を起こすのではないかと心配で、1時間おきに授乳を試みて寝不足でへろへろになった。翌日当人は何事もなかったようにいつも通りおっぱいを飲んでいたが。こんな風なので体重がなかなか増えない。ここ数日は調子よく、それでも夜中は4時間くらいで一度起きて飲んでくれてる。この新米ママと新米べべの二輪三脚は、三歩歩いて二歩下がるといった調子で、かなりスローペースな成長ぶりだ。

生後からしばらくは紙おむつを使っていたのを、布おむつに替えた。紙おむつを使い続けた場合、赤ちゃん1人につき、1トンのゴミ(土に還らない)を排出し、20万円かかるというデータがある。布おむつの場合、ゴミはもちろん1トンになるはずもなく、価格も多めに見積もっても半値いかないのではないか。わたし自身もう20年以上布ナプキンを使い続けてきた。ゴミの量、経費を考えてもかなり良い選択だったと思う。我が家は、現時点ではお祝いに頂いた布おむつカバー4セット、これに充てるライナーは余った布で作成。それにHamacというブランドのBioコットンのおむつカバー1つとライナーなんかを買い足して、70ユーロの支出。おしり拭きも余り布で間に合わせてる。外出時用に紙おむつを少し買ってあるがこれが10ユーロほど。これに水道代、洗剤代がかかる。環境にもお財布にも優しい布おむつだが、使い心地はどうなのか。ロクちゃんに意見を聞くのは難しいのだが、恐らくちょっとでも濡れるとたちまち不快、でもおむつを替えた直後は洗いざらしのベッドシーツに体を横たえたような気持ちよさなのではないのかと見受ける。

ロクちゃんがこの世に生まれてきた瞬間から自分の世界ががらりと変わってしまったみたい。リュカは”君は変わらずセクシーだ”と言ってくれるけど、本当かな。わたしの服はあちこちミルクが付いてるし、自分の顔や髪をゆっくりいじっている時間はなかなか作れない。この日記は母乳をあげながら片手で書いてるのだし。一日は授乳とおむつに過ぎていく。でもロクちゃんがこの世に生まれてきてくれたことに感謝しない日はない。”卒乳”という単語を目にして、ポロポロ涙がでてきた。そんな日はあっという間にきてしまうのだろう。ロクちゃんができても、わたしのほうが卒乳できるか・・・自信ない。


Michelina |MAIL