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2020年11月09日(月) |
子供を持つことの捉え方 |
日本のお母さんは子供に手がかかって"自分の時間"がないと嘆く。フランスのママンは子供がいたってヌヌー(ベビーシッター)に預けて"自分の時間"を作って"好きなこと"を続けるべきと主張する。でもみんな子供が好きで自分の選択で持ったのでしょう?子育てだって"自分の時間"だし、それに"好きなこと"のはずじゃないの?わたしは義務で産んだなんて思いたくないし(実際そんな義務感全くなかったし)、子供がいるからあれを諦めたとかこれを諦めたなんて言いたくないな。そんなこと言うのは子供が可哀想だ。もちろんたまには一人になりたい。結婚してもこれは変わらなくて、月に一回くらい"休暇をちょうだい"とリュカに言い残して、家事も全部忘れて一人で出かけたりしてる。でもだからって好きなことを諦めて結婚したわけじゃないし、普段自分の時間がないと感じてるわけでもない。わたしの母はいつも忙しかったけど、一度も"自分の時間がない"と嘆くのを聞いたことはなかった。夕飯の後片付けをしてお風呂に入ってから髪が濡れたまま居間にどっしり腰をおろして、
「あぁやっと一段落した〜」
と言うくらいだったかな。
「たまにはゆっくり本でも読みたいな」
とも言ってたかな。でも母は、
「子供を持ったことが自分の人生で一番幸せなことだった」
としみじみわたしに言ってくれたし、
「ねぇ、お母さんの趣味は?」
と聞いたら、
「家族」
と即答した。料理なんかは好きじゃなかったけど、家族のために何かをするのが好きだから頑張ってやってたんだろうと思う。わたしは母のようなお母さんになりたい。子供を持つことは決して何かを阻まれるものではない。そう感じるなら子供は持たないことを選択したほうがいいんじゃないかと思う。
よく下の子に手がかかって上の子に辛い思いをさせてるというお母さんはいっぱいいる。最近このお母さんの苦悩がよく解る。わたしの場合上の子は猫なのだが。いつでも膝の上に乗せて、背中を撫でながら映画を観たり、本を読んだりしてたのに、最近は膝の上に登られると、すでにお腹が重いせいで、膝にまで4kgが乗るとどうしてもきつくて、ついどけてしまう。爪だっていつもきれいに切ってあげてたのに、最近は自分の足の爪すらうまく切れないせいで、気付くとクロちゃんの爪もすごく尖ってたり(猫的にはこれは苦痛じゃないだろうが・・・)。ベッドでも眠るポジションがうまく見つけられなくて何度も寝返りをうって隣で寝てるクロちゃんをベッドから落としてしまったり。毎朝抱きしめて謝ってから一日がはじまる。
「ごめんね。クロちゃんのこと忘れちゃったわけじゃないの。体がきついだけなの。もう少しで終わるからね」
(写真:近所の人からいただいたなんともかわいい手編みのギフト。彼女の娘さんもわたしと同じ月に男の子を出産予定なんだそうだ。どうしたらこんなきれいに編めるんだろう。いつかわたしもこれくらい作れるようになりたい)