My life as a cat
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2020年07月23日(木) 沢山のおめでとう

早朝血液検査のため病院へ歩く。こんな早くに外を歩く機会はそうなかったが、陽がちょうど山の向こう側から昇り始めてわずかに朝日の射した町の風景の美しいことよ。静かに流れる川の水面はまだ半分暗い空の色を映して、艶かしい青さ。若者を退屈させるこの町でも季節は移ろい毎日毎時間川や空や月は違う顔を見せるからわたしは飽きない。

採血してくれる若い男性のナースがわたしを見るなり、

"Félicitations !"

と声をかけてくれた。夏で薄着というのもあるけど、もうかなりお腹が人目にも目立ってるんだろう。町でちらほら、"もしかして?"と聞かれるようになってきた。こんなに沢山おめでとうという言葉を毎日浴びるようにもらったことは人生ではじめてかもしれない。もうこの時期になると胎児は聴覚が発達していて音が聞こえるそうだ。沢山の祝福の言葉届いてるかな。







Michelina |MAIL