My life as a cat
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2020年07月09日(木) 暑い日のおやつ

ちょっとばかり余ってたナッツやドライフルーツをかき集めてグラノーラを作ってみた。ほんの少しのカソナードと黒砂糖を加えたグラノーラはこのまま指で摘んで食べても美味い。こんな暑い日のおやつはフロマージュブランにグラノーラをかけてメロンを足してみたり。こういうのがすごく美味い。

自分が妊娠してはじめて知ったのだけど、日本では妊娠から出産までかかる費用は保険適用外でお金のことを心配しきゃならない人もいるようだ。それに引き換えフランスの医療制度の厚いこと厚いこと。先日出生前診断を受けた。お腹の子がダウン症かどうかとかなり高い確率で解るというもの。これはわたしが選ぶのではなく、当たり前のように受けさせられるのだ。エコーをしてから採血する。これででた数値とわたしの年齢を入れて、確率を計算する。結果1/783。かなり低いように思うが、医師から呼び出されて、DNA検査を追加で受けさせられる。ロシア人の医師によれば

「あんまり心配しなくていいよ。5年前まではこの数値ならパスで問題なかったんだけど、何せフランスはあれこれややこしくなってきて、もっと踏み込んでいこうみたいな決まりになったの。アメリカとか他の国ならこういうのやってないしね。まぁ、そもそもあなたの場合は年齢で引っかかってる部分が多いと思うよ」

現時点ではこの確率が1/1000以下ならDNAテストに回されるようだが、確かに5年以上前に書かれた妊婦さんの日記なんかには1/500程度で医師から"これなら心配無用ですね"って言われました!みたいなことが書かれてた。これが1/50とかになるとDNA検査に進み、更に羊水検査(これはこの検査によって胎児が死亡するリスクがあるというのでできれば避けたい検査)へと進むのだそうだ。そしてここまでの費用は全て保険が適用される。わたしの場合は妊娠を機に任意保険にも加入したので、全ての検査の8割程度が国民健康保険で賄われ、あとの2割くらいがこの任意保険で賄われる。日本ではこの出生前診断は希望する人だけが受けるものでしかもかなりの高額で結局全ての人が受けるものではないようだ。更に今日ポストに家族手当の案内の封書が届いた。状況によっては補助金がでるのでシュミレーションで見てくださいという案内だった(まぁ恐らくわたしに収入がなくともひとつの家族としてリュカに十分な収入があるということになってるから(実際は収入が十分あっても大方税金に消えるじゃん(泣)ってな感じだが)こういうのは結局貰えないだろうと踏んでる)。日本と対象的にフランスに子供が増える理由はセックスが盛んというだけじゃないんだろう。それにしても"少子高齢化問題"とかいうけど、高齢者の年金を捻出するのに子供を増やしたとして、この増えた子供達もいずれ高齢者になる。そうしたらもっと更に子供を増やさなければ高齢者を養えないではないか。そうやってただひたすら年々人口を増やしていったら一体どうなるの、この世界は?


Michelina |MAIL