My life as a cat
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2020年07月05日(日) お義母さんの魚介のスープ

昨日数ヶ月ぶりにイタリアへ買い物にでかけて、市場でたっぷり食材を仕入れてきた。今日のランチはリュカがお母さんの定番料理である魚介のスープを作ってくれるという。めちゃくちゃ色んな食材買い込んでたし、こんな贅沢にあれこれ入れて美味しくないワケがないとできる前から楽しみでお腹を空かせて待った。



理由はわからないが、たっぷりのオリーブオイルであれこれ個別に揚げたり炒めたりしてる。まずはメルルーサという白身魚に小麦粉を付けて揚げる。次いでモロッコいんげんとパプリカ。



ガーリック、エビとイカとあさりを炒めて摩り下ろしたトマトを入れる。エビの殻でスープを作る。最後にこれを全部合わせてサフランを入れて煮る。仕上げに極細のパスタを入れて煮る。これまたなぜだかわからないが(魚がスープの中で崩れるのが嫌なのかと想像するが)、魚は取り出して個別にバターをつけて食べるのだそうだ。




正午過ぎても一向に仕上る気配がなく、午後2時をまわろうとする頃やっとテーブルにボンっと置かれたスープ。一口。最高だ!美味い!!もう意識が遠のくくらいの空腹にするすると入ってしまった。魚はバターをつけて食べてみたものの、いまいちそのバターの効果もよくわからなかったんで、結局スープに入れて食べてしまった。クロちゃんも久々に新鮮な魚介類をたっぷり食べた。"たまの男の料理"をしてもらって後片付けとかを憂鬱に思うのは嫌だから、リュカには

「料理というのは買い物から始まって後片付けを終えるまでの肯定をいうのだよ」

と念押ししたから食後にうとうとと居眠りして目覚めたらきれいに片付いてた。そもそもリュカはお母さんがこのスープを作ってるのをビデオに撮ってきて、それを見ながら忠実に真似たおかげで無駄に皿を汚したりせず完成した時には大して洗い物はない状態だったのだが。さすが毎日家族5人の食事を拵えてきた主婦の知恵。

Michelina |MAIL