My life as a cat
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2020年02月01日(土) ナポリのピッツァ

サンレモへナポリのピッツァを食べに行く。本場じゃないと侮るなかれ。かつて職を求めて南方から北上してきた人々が住み着いて、家庭を築いて根を張っていったこの町には、ピッツェリアも南方のお菓子を売るお店もとても多い。しかし、何度か食べて至った結論。わたしはナポリのピッツァがあまり好きではない、ということ。400℃以上のオーブンでさっと焼き上げるというこの製法で、ぷっくりと膨れた生地はいいが、トマトソースやらモッツァレラチーズから出た水分が乾く前にオーブンから引きあげられるせいで、生地の底がピチャっと濡れているのが苦手。ほどよくクリスピーで手で持って食べられるピッツァが好きだ。そしてもうひとつの結論。チーズの動物性の脂肪分はやっぱりわたしには重い。イタリア人は一人一枚平らげてるが、わたしは半分も食べないうちに飽きてしまう。いつも半分くらい残して持って帰ってきて翌日にまた食べるとかしてる。オリーブオイルたっぷりの料理はイタリア人並におなかに入るのだから、やっぱり動物性の脂肪分がダメなんだろう。あとピッツァは塩っぱくて、食べた後やたら喉が渇く(かといって、塩をちゃんと入れてないピッツァのマヌケな味は耐え難い…知人にそんなピッツァを得意げにふるまってくれるイタリア人がいるのだ(苦笑))。ラーメンもあまり好きなほうではないが、 この後味はラーメンのとそっくりだ。ピッツァは好きだけど、チーズが乗ったのは一切れで十分。今度食べに行く機会があったら、マリナーラとかチーズのないものにしよう。

シャンプーの使用をやめて数週間経ったら、べとつきが少し落ち着いた。香港で医療用のかつらのビジネスをしている知人は、かつらに使用する髪の買付にヴェトナムの奥地まで出かけたりする。なんでもそこにはシャンプーなど一度も使ったことがないというホンモノのヴァージンヘアの10代の女の子なんかがいて、それが高価値なんだそうだ。髪は切り落としていくから、わたしのだってシャンプーの使用をやめてから伸びた部分は、年齢的な色艶からして価値は落ちるにしても、ヴァージンヘアにかわりはない。


Michelina |MAIL