My life as a cat DiaryINDEX|past|will
ニースの冬のソルド(SOLDES)へ。フランスでは国が法律で定めている年に2回のソルドの期間がある。人々はソルドでなければ食べ物以外にはなかなかお金を使わないので、ソルドはお得というよりも、こちらが適正な価格設定のような気がする。日本では気にも止めなかったバーゲンというやつだが、ここではこの機会にタオルや下着など自分の中では"消耗品"と位置づけているものを買っておくことにしている。日本人の真面目さで初日の開店時間に買い物を始める。フランス人は午後からゆっくり湧き出すので午前中に済ませる。まずは下着。色は白(なければせいぜい淡いピンク)であまりデザインのないものと決めている。ちぐはぐとか不揃いが自分の中のここ数年の流行で、ブラとショーツはあえてセットで買わないが、色が揃ってるんでどれとどれを合わせてもいい感じなのだ。フランスに来て黒が少し苦手になった。みんな汚れが目立たない黒が好きだが、なにせ食べ物をこぼしたりするがさつな人も多くて、衛生的疑惑が強くなったせいだ。白い衣類はどうあがいても水質のせいで洗濯するごとに多少黒ずんでいくんで、半年ごとのソルドで買い換えるというサイクルがちょうどいい。下着を10点、あとはフェイスタオルを3点。少し洋服も眺めたが、気に入ったものがなかったのでこれでおしまい。よくいくユダヤ人のファストフードのお店でランチをとって、午後に湧き出した人混みを尻目に家路に就いた。東京ほど人が多いと頭痛がしてしまうが、ニースくらいの混み合い具合ならお祭りのようで楽しい。スリにも合わず無事帰宅できてよかった。
Michelina
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