My life as a cat
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2018年07月11日(水) Loving hut

マントンで友人と落ちあって、Bioの食材だけを使ったヴェーガンのカフェでランチした。こちらで唯一の日本人のお友達。お互いあれこれあってなかなか会えないが、その分こうして会える日は格別。リュカはわたしの話は聞いてくれても、やっぱり日本人的なデリカシーは理解できないから、彼女に、"わかる〜。そういうのわたしもやだ〜"などと共感してもらえるだけで胸に溜まった澱がすっと浄化されるようで安堵する。

それにしても今日は待ち合わせ場所に着くまでの500mくらいの間に4人の男の人にカフェを飲もうと声をかけられた。大抵の日はリュカと一緒だからそういうことはない。いつもの町が今日は違うジャングルのように見えた。リュカいわく日本人というだけですでに目立っているという。これがふたりとなったらなおさらか。カフェでも嬉々としてフランス人の男性二人組が隣に座って(席はがらがらなのになぜか隣)、わたし達を観察していた。彼らが席を立って帰った途端友人が言う。

「めちゃくちゃ見てたね。嫌な予感したけど、話しかけられなかった。たぶん物珍しさに見てみたいだけの人達だったんだね」

彼女も街中に引っ越してからちょっとの信号待ちでも話しかけられたりするそうだ。

ランチはとても美味しかった。さすが、ヴェーガン料理、デザートにチョコレート・チーズケーキ(これも本当に美味しい)までがっつり食べてもおなかが軽い。ヴェーガンのお菓子は過去に凝っていたこともあるが、材料を揃えるのが大変で、コストが高くつく。挙句に出来上がったものが微妙な味で、こんなならデザートなど食べないほうがいいという結果になることもあってしばらく遠のいていた。再び感化されて、書店でわんさかと出版されているヴェーガン・デザートの本を物色した。和菓子は何も言わずともヴェーガンだが、フランス菓子がヴェーガンを目指すとなるとこれは大きな山だろう。果物や木の実を上手に使った美しい見た目のレシピが沢山あった。しかし、豆腐クリームとか言われても、こちらに来てから一度も豆腐にありついていないのだから難しい。


Michelina |MAIL