My life as a cat
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2018年01月01日(月) Gifted

正月はぜんざいを煮ると決まっている。日本から大事に抱えてきた北海道産の小豆と餅を取り出してきた。水道水は硬い。小豆を煮始めると灰汁より先に浮いてくるのはカルシウム。果たして美味しく煮えるだろうか、と首を傾げながら灰汁と同じように掬って捨てる。結果、普通に美味しく煮えた。蓮の実も加えて完成。フランスの寒い日の甘味ショコラ・ショもいいけど、やっぱりぜんざいにはかなわないね。

昨夜は年越し蕎麦作りに奮闘。先日ガレットの蕎麦粉で打って作った天ぷら蕎麦はあまりにもデキが悪かったので、蕎麦は蕎麦でも支那蕎麦・・・中華麺を打って焼きそばを作ることにした。強力粉、卵、重曹、塩、水。かっちかっちの硬い生地を頑張って練る。生地をパスタ・マシーンに通して麺にするのはリュカに任せた。その間、ソース作りに入る。手元にあるのは中濃のブルドック・ソースのみ。擦り下ろした玉ねぎ、にんにく、しょうが、醤油、ケチャップ、砂糖なんかを足してみた。そしてなかなか見かけないので冷凍庫に買いだめしてあるもやしや細葱なんかを具にして炒めて・・・。3時間もかかって″いたってフツウのソース焼きそば″が完成した。″この焼きそばが″いたってフツウ″よりも優れている点は、手打ち麺が素朴な感じでもちっとしていて美味しいところと化学調味料不使用なこと。こんなに時間をかけたんだ、それくらいあってもいい。

2018年初映画は″Gifted″という″500 days of summer"の監督が手掛けたアメリカ映画。トレイラーではイマイチという印象だったが、高評価だったので一応チェック。うーん、やっぱりこういうの無理。フツウといえばフツウだけどちょっとイケてるといえばイケてるメアリーの叔父と若かりし日のロマーヌ・ボーランジェを彷彿させる美しいメアリーの学校の教師。この二人が画面に登場しただけで、もう″寝るな″って展開も読めちゃったし、主役のメアリーはもう行く末口うるさいアメリカのおねえちゃんになる以外にないみたいな生意気ぶり。カワイイとか思えなかった。育ててる叔父は優しく穏やかな青年風なのに、テレビも観ず学校にも行ってなかったメアリーがどこであんな突っ張った風になっていったか、とかそういうところも繋がらない。何がそんなに魅力なんでしょう、この映画。


Michelina |MAIL