My life as a cat DiaryINDEX|past|will
青果コーナーにさつまいも、里芋なんかと並んで売られていた"Manioc"と名のついたコスタ・リカ産の野菜を買ってみた。帰宅して食べ方を調べてぎょっとする。学名では″キャッサバ″と呼ばれ、熱帯で食されているタピオカの原料となる芋で、ふぐなんかと並んで強い毒性がある。ちゃんと洗って皮を剥き、加熱しなければいけない。フィリピンでこの芋のお菓子を食べた子供29人が死亡、大勢が重体となる事件が起きた。と、そこまで読んで本当に食べられるのか、この芋?と不安になる。が、最後まで読むと、後々の調査によると業者が小麦粉と農薬を間違えて調合した可能性が極めて高いという結論になったようだ。どうやったら間違える!農薬とかって倉庫とかの奥の奥に注意深くしまっておくもので、キッチンに小麦粉と似た容器に入れて置いとくものじゃないでしょ。しかし、自分の作った菓子は悪くない、と食べてみせた業者も重体に陥ったというから、どうしようもない。きちんと加熱すれば食べられるものの、これを主食として食べ続けている人々が甲状腺腫を患うという説もある。食す前にすっかり萎えてしまったが、良いところもあって、どんな悪環境でも育つ強い品種だということ。品種改良すれば世界の食糧難を救うことになるかもしれない。
Michelina
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