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2017年10月15日(日) |
Fête de la Brebis brigasque |
リュカの仕事仲間とわいわい山道をドライブ。La Brigueという標高850mに位置する村の農業祭りへ行ってきた。木の生い茂った森、無骨に切り立った岩山にしがみついているような小さな村、道中の景色も壮観だった。
昼前に到着した。こんな小さな村のお祭り、と侮るなかれ。パーキングはほぼ満車だった。
紅葉が始まっている。こんな催しものでもなければ山に囲まれた本当に静かな村なのだろう。Menton行きのバスは日に1本しかでていない。
この村で生産されるあらゆる物が売られている。さすが農業国フランス。チーズから燻製肉、野菜、ハチミツ、果物ジャム、パン、ウール製品、こんな小さな村でもあらゆるものが生産される。この農業祭りで売られているものはBIOで質がいいという話だったが、本当に何を試食しても余計な添加物のない本物の味で美味しかった。
石の上でパンのようなものを焼いている。聞いてみると、この男性が山で摘んできた野生のハーブとチーズが入ったパンだという。焼いているのをしばらく眺めていたのだが、地面に投げ捨てられるように置かれていたずた袋のような中に入ったパンをお金とかのやりとりもした手で取り出し並べている。石の上で熱々に殺菌されてなければちょっとやばそうな感じ。ひとつ買って食べたのだが、何のハーブなのか、野生味むんむん。生を食べたら腹を壊しそうな味と表現すれば解りやすいだろうか。でも好きだな、こういう味。
ピースサインを出してる男は見ず知らずの人
15時にラムの行進。通り過ぎた後はうんちだらけ。歩きながらうんちするなんて器用だな。
帰り道。来た道とは違う山道を走っていると突然みんなの電話のアラームが鳴った。国境を越えてイタリアに入ったという音らしい。へぇー。島国からくるとこういうのエキゾチックだなぁ。そしてまたフランス側へ入る時にはポリスが密入国者の取り締まりをしていた。
表面がラムウールで肌に接する部分がカシミヤのマフラーをお土産に買ってきた。村の女性が3日間かけて作ったそうだ。ラムウールはごわごわしているので首に着く面がカシミヤなのがとてもいい。それに着用してみるとなかなかエレガントなのだ。姪っ子に・・とか言いながら一度首に巻いたらもう手放せずすっかり自分の物になってしまった。