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2017年08月21日(月) |
1枚のピッツァをみんなで焼いた |
昨日父が知人からプチトマトをいただいてきた。夜にキッチンで母がそれを使ってトマト・ソースを煮込んでいた。母がキッチンから去った後、思い立ってわたしはピッツァの生地を練った。イーストを少なくしておいて、そのまま冷蔵庫に入れて寝た。
今日仕事から帰り、昨夜冷蔵庫に入れておいた生地を出してきた。20時間ゆっくり寝かせた生地はふっくらというよりもだらりとだらしなくなっている。だが、どうもこれでいいらしいのだ。手で伸ばして、トマト・ソース、チーズ、オリーブを乗せて高温のオーブンでさっと焼いたら取り出す。父にはガスバーナーで縁を炙る任務を与えた。家事はやらない人間だが、普通の自宅のオーブンで焼いたピッツァが石窯焼きのような見た目に変身するのが面白かったのだろう。おぉぉぉぉ!と興奮しながら大分楽しそうにやっていた。
こうして焼きあがったアツアツのピッツァをテーブルの真ん中にドンっと置き、四方から手を伸ばしガツガツと頬張る。何がよかったのか、今までで一番美味しくできた。両親ももうレストランに行かなくていい、などと言うくらい。今夜のピッツァが100点だとしたら、90点はピッツァの味そのものだが、残りの10点はみんな自分が作業に加わったという贔屓目と愛着で成っているんだろうな。