DiaryINDEX|
past|
will
寝ても覚めてもいちご。主食がいちご。せっせと摘んでせっせと食べる。とんでもなく豊作。こんな贅沢はまたとないかもしれないからこのいちご祭りを存分に満喫することにしよう。
保存用のコンフィチュールはたっぷり作った。夏の暑い日以外はあまり生の果物は好んで食べないのだが、今年はそんなわたしでも恋に堕ちてしまうような美味しい食べ方をいくつか発見した。
いちごのあわあわスープ
ゼラチンでちょっととろみをつけたスープ。レモン汁とグラニュー糖といちごのみで作るのだが、いちごのピューレ、いちごの個体とテクスチャーが違うので口の中でなんともいえない複雑な食感となり大変美味。ゼラチンは動物性なので次回は寒天で代用を試みよう。
ざくざくのクロスタータ
皮付きのアーモンドプードルたっぷり、中双糖とアーモンドとじゃりじゃり食べる。こってりとしたクロスタータはそれだけでもイケるけど、生のいちごの酸味が加わるとたちまち爽やかになる。イタリアではベリーがたっぷり乗って売られていたりするんだって。
氷いちご
これ、クロスタータからヒントを得た超かんたんデザート。いちごにたっぷり中双糖をふりかけてじゃりじゃりと噛み砕きながら食べる。食後、いちごをデザートにエスプレッソは飲めないが、中双糖をふりかけただけで、いちごがたちまちエスプレッソに合うリッチなデザートに変身する。
Fresas con nata(クラシックいちご)
スペイン料理の本にあったレシピ。簡単美味なので何度もリピートしている。いちご半パック分くらいに大さじ1のヴィネガーと砂糖を混ぜて冷蔵庫に30分以上置いておく。生クリーム50mlにちょっと砂糖を足してホイップしていちごと混ぜて食べる。ヴィネガーと生クリーム???と思ったが、これが意外にいい。甘すぎない大人のデザート。ヨーロッパの人って掃除にも食事にも本当にヴィネガーをうまく使いこなすね。日本の酢飯も世界に誇れるけどね。米酢でやってるけど、ワインヴィネガーなんかでもいいのかも。
いちごは自分の農園のものに限る。酸味が強くてワイルドな味がする。大きさがまちまちなのも自由な感じがして愛嬌があるのだもの。売られているサイズを揃えて規律正しくパックに詰めれているのは行儀が良すぎてよそよそしい感じがする。生ぬるく育ったような酸味の弱さもパンチに欠けるしね。