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「うちの会社のような大きなところでは、30%の人間がせっせと働いて利益を出して、あとの70%を養ってるなんて聞きますけど、実際そんなところだと思いますね」
という、同部署の本当に仕事のデキのいい青年の何気ない発言がぐさりと突き刺さった。次々に新システムを開発して、大幅な納期短縮を可能にした彼は間違いなく30%側の人間だろう。しかし、周囲を見回せば容易に間違いなく70%側の人間というのも見つかる。携帯ばかりいじっている人、給湯室の番人になっている人、立ち話に興じている人。。。それが20代〜40代くらいの働き盛りだと見るのも悲しくなってくる。それを楽ができてラッキーと思う若者は、長い人生の中で確実に自身の能力や可能性を損失していることに気付いていないのだろう。今の仕事は一生続けたいと思うものではないし、大きな野望や情熱も持っていない。でも、どこで何をやっているかは問題ではない。わたしは会社に利益をもたらさない人にだけはなりたくないと思った。もっともそれは会社のためではなくて、自分の姿勢をまっすぐ保ちたいという利己的な考えに過ぎないが。