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2015年01月20日(火) |
大人の女のトレンチコートを買う |
大人の女の象徴と言われるトレンチコート。あっさりしたアジア人の顔つきや黒髪ではあまりにものっぺり見えてしまいそうだし、何よりも″大人の女″なんていうタイトルからほど遠い自分には不釣り合いだとずっと敬遠してきたというのに、うっかり買ってしまったのは、2か月前のパリ旅行のせいだろう。前回は、″パリジェンヌは赤と黒の組み合わせが好きなのよ″という言葉に浮かされ、黒いコートに合わせる赤いマフラーを購入した。今回は″トレンチコートを着崩すのがパリジェンヌの定番のお洒落なのよ″だって。Olive育ちのわたしにとって、パリジェンヌの言葉は神のお告げほどの威力を持つわけで、それ以来トレンチコートを見かけたら試着して、あまりにものヘンテコさにがっかりして店を去るというパターンを繰り返した。トレンチコートがおかしいのか、わたしの体型がおかしいのか、はたまた両方なのか。。。ネットで調べた情報によればバーバリーやアクアスキュータムというわたしの中では″おっさんっぽい″イメージで、あまり好みでない部類のブランドのものがトレンチコートの王道らしい。そんなに言うならと試着してみたが、やっぱり撃沈。今思えば価格も相当な予算オーバーなので、似合わなくてよかったと胸を撫で下ろしているのだが。諦めかけた頃、ポール・スミスでなにげなく試着した春の新作のトレンチが、なんとわたしにぴったりだった。膨張色なのに、形がいいのかのっぺりと見えず、むしろかなりほっそりと見える。価格はそれなりだが、色もデザインも一生着られそうだし、何より雨にも負けないトレンチコートだもの、と自分に言い聞かせて購入に至った。いくつになってもちゃんと大人になっていない気がしているけど、″出来るようになるまで出来るフリをしろ″とは誰の言葉だったか。新年会では参加した女の子が口々に電撃結婚発表をして、ついついわたしも
「今年結婚することになりました」
などと口走ってしまった。
「相手は・・・未定です!」
とつけ加えたら全員ズッコケてたけど(笑)。今年は″出来るフリ″に徹します。春が来るのが楽しみだ。
(写真:午後のコーヒータイムは極上の幸せの時間)