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美味しい豆だけを啄むジャコウネコに選別をお任せして、その糞として未消化で出てきたコーヒー豆を焙煎した″コピ・ルアク″が職場でちょっとした話題になり、東南アジアから調達してきてもらったので飲んでみた。現地調達だと日本の半額程度で買えるのだが、それでも1杯400円くらい。そのお味は・・・うまく表現できないけど、すごくコーヒー。ギュッと凝縮されたような濃さで一口飲んだら″コーヒーの匂いがする″と言われたくらい。美味しいか?と聞かれたら、確かに美味しいと思う。まぁ、話のネタに1度飲んで満足。
美味しい話ついでに、テレビにパリ在住の辻仁成さんが出演していて、息子さんにと素晴らしい手さばきで料理をしていた。適当に作る男の料理といった感じなのだけど、とても美味しそう。そのうちの一つに息子さんが好きだという″焼きニョッキ″なるものがあって、市販のニョッキをバターでざくざくと炒めて、少し水で溶いた味噌(擂りごまなども入ってる自家製万能味噌のようなもの)を絡めていた。ジャガイモと味噌だもの、そしてバター、このコンビネーションは絶対美味しいでしょう。今度やってみようとメモメモ。そういえば、森茉莉が味噌汁にバターを一片浮かべると書いていたので、真似してみたら定番になってしまった。色んなキノコをたっぷりいれた味噌汁にバターを浮かべると、魔法がかかったようにたちまち平たい皿でスプーンで掬って飲みたくなるような洋風スープに化けてしまうのだ。蕪なんかを入れると和風ボルシチみたいな風格で、面白い。
しかし辻仁成さんのような料理のうまい男性は素敵〜。貪欲でなくとも、食べることを疎かにしていないということが滲み出ていたもの。
さて、明日は何を食べようかと考えながら寝ることにしよう。