My life as a cat
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2014年07月27日(日) Birthday girl

クロエちゃん4才の誕生日。プレゼントは大好物のセブンイレブンのおかかとじゃこのおにぎりの具。鼻を鳴らして食べていた。

夕方コンサートに出かけて、帰りに仲間と一杯飲ることになった。国籍や生い立ちはてんでバラバラで、″真剣に相手を探している″ことだけが唯一の共通点のような独身の男女ばかりの集まりだ。スパニッシュレストランの屋外のテーブルに席を取り、タパスをつまみながら、よく冷えたフルーティーなサングリアを飲んだ。心地良い夜風を肌に感じながら、陽気な会話の合間を彷徨う男女の探り合いのような小さな刺激も夏を感じさせる良い材料となっているようだった。最高に楽しい夜だったと言いたいところだが、そうはいかなかった。その輪の中の一人で、以前デートを断った相手が依然つきまとってくるのだった。数人で飲む中に彼がいるのはかまわない。むしろその中で会話を円滑にする良い役目を果たしていると思う。でも二人きりは嫌だし、一度たりともデートするに及ばない、要は″可能性のない″相手だ。ハッキリと断ったのに、あちらはまだ可能性を感じているのか、余程執着心が強いか、厚かましいか、忘れっぽいのか、その全部なのか諦める様子がない。それなりに興味の湧く男の子がいたりするのに、いつも彼が隣にピタリと引っ付いていて、チャンスも剥奪されている。サングリア一杯で酔うはずもなく、帰り道に彼と二人きりになってしまった時には、完全に心がシラリとしていて、素っ気ない応答しかできなかった。誰にでも優しくありたいと思いながらも、そうやって人に冷ややかな顔を見せる自分が嫌で疚しい気持ちになった。しかし、それはやがてわたしをそういう気持ちにさせる無神経な彼への怒りに変わった。

一方的な思いではいかなる関係も成り立たないのが大人だ。一方的な思いで相手の迷惑を考えず立ち振る舞うような男性は精神的に幼稚なのだろう。わたしが自分の心を守る最善の方法はひたすら無視を決めこむことなのだろう。


Michelina |MAIL