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| 2014年06月28日(土) |
限りなく少なく豊かに生きる |
お気に入りの飯椀を割ってしまった。吉岡萬理さんという作家の作品だった。普段使いできるぎりぎりのそれなり価格だったというのもあるけど、何よりももう販売していないので、忘れるしかない。がっかりしたのは事実だけれど、いつしかドミニック・ローホーさんの著書を読み、″ミニマリスト″の考え方に賛同したこともあって、物や人は大切にしても、執着するのはやめた。割れてしまったものにお礼を言い、新しい飯椀を購入したら、心がスッキリとした。
ミニマリストの暮らしは心地良い。物や人で溢れかえった都心に暮らしていれば、自然と生活が複雑になって自分のエネルギーがそれらのことに吸い取られいく。あれをやらなければ、あの人にメールしなければ、あの人に会わなければ、、、と。暮らしは″Have to″に支配されるべきではなく、心の底から″Want to" という気持ちだけで営みたい。わたしが日々の暮らしでどんなに面倒でも怠れないことは、クロエちゃんのご飯を用意することだけで十分だ。持ち物は本当に欲しいものだけ。足りなければ借りでもすればいい。友達は心の底から話したいと思える人だけ。Like it!ボタンを押さなくたって、毎度誘いに乗らなくたって、心を開いてじっくり築いた人間関係は壊れはしない。
心と身のまわりはいつでも新しい風が吹き抜けるようにスッキリと保っていたいものだ。