My life as a cat
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2014年02月02日(日) Le kouign amann de GONTRAN

TOEICのリサーチテストに協力することとなり新宿へ。妙に紛らわしい問題が多くて、へんてこに体力を吸い取られた。

2時間半ノンストップでトイレにも行けないので、起きがけのコーヒー以来何も飲んでいなかった。テストが終わり、サザンテラスにできたGONTRAN CHERRIERさんのブーランジェリーに腰をおろしたのは夕方4時。大好物のクイニーアマンとコーヒーでやっと一息つくことができた。ぼんやりと周囲をみまわしてみると、ゴミ箱から入りきらないゴミが溢れている。誰もゴミ袋を替えにこない。休日の新宿の街の乱雑さを反映しているかのような光景だ。パンの品揃えと焼き色を見ただけで、クオリティの高さが伺えるようなお店なのに、お皿ではなく紙を敷いてパンを乗せ、マグカップではなく紙カップにコーヒーを注いでゴミ箱を溢れさせるというのは本当に残念だ。人件費などぎりぎりで賄っているのだろうか。コーヒーを飲む時間くらいはリッチな気分に浸りたい。個人的にはそれが叶うなら少しくらい割高になってもいいと思っている。GONTRANさんのクイニーアマンは全体的にパリパリで、パンというよりどちらかといえばお菓子に近い感じだった。いい線いってるけど、やっぱりMAISON KAYSERのがいちばんだ。

最後に新宿を歩いたのは10月。カミーユ君とお別れする日だった。お別れする日に初めて一日中独り占めデートが実現するなんて、なんて皮肉なんだろう。季節のせいなのか、ひとりで歩くせいなのか、3か月前のその日は何もかもがカラフルだったのに、今日はモノクロみたいだ。

家に戻り、カボチャのスープを作って、GONTRANから持ち帰った麹から起こした天然酵母のバゲット(歯の折れそうな皮の固さと、つるりとした身、芳ばしい焼き加減で絶品だ)を齧っていたら、カミーユ君からメッセージが来た。中国の旧正月休みで、南仏の自宅に帰ってのんびりしているらしい。日曜になると思い出してしまうのはあちらも同じなのだろうか。


Michelina |MAIL