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こたつでちまちまとアンチョビ作り。イワシはクロエちゃんの大好物だが、こたつの中でスヤスヤと眠っている間にしめしめと処理してしまったので、横取りされずに済んだ。アンチョビ作りはとにかく時間を要する。ヒコイワシを処理して、粗塩をまぶして、ローリエやローズマリーなどと一緒に2ヶ月冷蔵庫に入れておく。それからオイルやハーブやコショウなどと一緒に瓶詰めしてまた数か月熟成させる。1年くらい熟成させるとかなり美味しいというが、わたしは3か月目くらいからチビチビと料理に使い始めてしまう。
朝起きがけに、ベトナムコーヒーに牛乳と砂糖をギュッと煮詰めて作ったお手製コンデンスミルクを入れて飲んだ。朝食には昨日焼いた黒糖、ライ麦、柚子ピールとマルチグレインカンパーニュを。夕飯は母の友人が畑で作った無農薬のキャベツを使ってお好み焼きを。出汁はくず野菜を煮て作ったものを入れた。キャベツが甘いせいだろう、野菜の薄味の出汁を使ったにもかかわらず、しっかりと味がきまった。
キッチンに立つのが寒くて、怠けてしまう日もあるけど、やっぱり手作りのものを体に入れると、なんだか気持ちからポカポカしてくるのだね。自分の手でも他人の手でも、人の手の温もりを感じる料理はいいものだ。クロエちゃんが、わたしが休日にどんなに寝坊しても、日頃の多忙を気遣うかのように、鳴きもせずベッドでじっと朝食を待っていてくれるような良い子に育ってくれたのは、手作りごはんの効用かと思っている。