My life as a cat
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2014年01月05日(日) ブラウン管の中の勉強仲間

先日購入した″Vegetable soup"の本はかなり重宝している。野菜くずを冷凍庫に貯めておいて、両手いっぱいくらいの量になったらスープストックを作ってそれをまた冷凍しておけば、あらゆるスープに展開できる。毎食作れるような簡単さもいいし、完全ヴェーガンなのに満足の味。ブランチはキャロットポタージュとポテトとカリフラワーのバター醤油炒め。

今日気付いたことは、テレビの中の人がこちらに向かって、
「さぁみなさんも一緒に発音してください」
などというNHKの教育番組などを見ていると、その番組の出演者に妙に親近感が沸いてしまうということ。相手は画面の中でも、″一緒にやってる″みたいな仲間意識を植えるのだろう。出演者同士が話しているだけの番組は同じ人を毎週見ていても他人としか思えないので、この効果は明らかだ。フランス語講座に出ていたギタリストの村治佳織さんが舌の腫瘍の為療養中と知って、友人が病に倒れたみたいな心境になった。この講座の中で、村治さんの役どころは、フランス人3人と日本人の教授にフランス語を教えてもらうというような役どころなのだが、実際のところ、プロフィールを見ると、パリに音楽で留学しているのだから、そうレベルが低いはずはない。ペラペラなのにヨタヨタをやるのは歯がゆいことだろう。でも、テレビの前の初心者と同目線で、
「この発音はちょっと難しいな〜」
なんて言ってくれるやさしいお姉さん的存在なのだ。わたしのフランス語学習は独学というだけあって孤独だ。カミーユ君は″恋愛対象″であって、言語交換の相手ではない。わたしのたどたどしいフランス語で会話のテンポを狂わせてしまうのが嫌なので、たまに練習にメールを送らせてもらう程度だ。いつもは下を向いてテキストを目で追う学習だから、水曜の夜に顔を上げて、テレビの中の人々と一緒に発音したりするのが嬉しくて、毎週とても楽しみにしているのだ。

Prends soin de toi(お大事に)

ですね。


Michelina |MAIL