My life as a cat
My life as a cat
DiaryINDEXpastwill


2013年12月08日(日) カテウラ・リサイクル・オーケストラ

ラフランスのタルトを再度焼いて、家族・親戚の集まりに持参したら、一同大絶賛して飛ぶように売れた。前回、″一昔前は普通のスーパーマーケットでラフランスなど売っていなかった″と書いたが、驚いたことに岩手出身の叔母(60歳)は子供の頃から普通に食べていたという。そんなに昔から日本でも栽培されていたのだね。

テレビ番組で、「カテウラ」というパラグアイの貧民街の子供達で結成されたオーケストラが紹介されていた。その名も″Recycle Orchestra"。ゴミを漁って換金し、生計を立てていた子供達がゴミから作り出された楽器で演奏をする。″ゴミ″と言っても、そのガラクタのような見た目とは裏腹になかなかちゃんとした音を出す。生まれながらにして貧困で、そこから抜け出す術も知らなかった子供達が、人と息を合わせて楽器を奏でることによって目の輝きと夢を得た。どこの子だろうと、誰の子だろうと、子供が健全に前進する姿を見ると嬉しい。彼らの奏でるカノンは格別だ。

大学の卒論を書くためにNGO団体とカテウラを訪れ、支援プロジェクトに関わったことがきっかけで、彼らに協調性と楽器の面白さを教えたファビオさんという音楽家の方がこんな言葉を残していた。

「物と同じように人間も簡単に見捨ててはいけない」


Michelina |MAIL