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2013年12月06日(金) |
Tarte aux poires |
旬のラフランスでタルトを焼いた。余計な隠し味など一切使わないとてもシンプルなレシピで、主役の素材の味がしっかり生きてる。これは最高。この時期の定番になるでしょう。
少し昔は日本ではラフランスなどちょっとお高いスーパーでしか売っていなかった。オーストラリアで初めて口にした時は、クリーミーにした梨のようなその味の虜になって、しばらく毎日食べていた。はじめは日本の梨と同じ感覚で、固いうちに皮を剥いて食べていたのだが、ある日イタリア人のおばあちゃんが、食べる?と差し出してきたラフランスは皮を剥いていなかった。そのまま口に入れると、すごく甘くてみずみずしくて喉につるりと入ってしまった。ラフランスは収穫してから1ヶ月も追熟するのが通常らしい。火を通したり酒に漬けたりする時は少し固めを、そのまま頂くときは、よく熟したのを皮ごとが一番の食べ方だと知った。