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2013年05月10日(金) |
10,000 ways that won't work |
高い目標を掲げて努力するということは、それだけで尊敬に値することだ。それなのに、その理想が現実とならないからといって、精神を病んで、結果的に人より堕ちて、人から蔑まれる、あるいは哀れまれる人になってしまっては本末転倒だ。
親友の婚約者が、PhDの取得がうまくいかず、鬱病になってしまったのだそうだ。数ヶ月前、嬉々として婚約指輪を見せてくれて、申し分なく幸せだと言った彼女が、いまは大きな不安を抱えて、日々をやりすごしている。わたしは彼女の話を聞いてあげることしかできない。
理想が現実にならないことで、気を揉むべきではない。電球を発明したトーマス・エジソンは、
"Thomas Edison failed more than 10,000 times when trying to create the light bulb"(電球を創るのに1万回失敗した)
と言われたことに対して、
"I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work"(失敗したのではありません。わたしは1万通りのうまくいかないやりかたを発見したのです)
と反撃したそうだ。だいたい、1万通りのうまくいかないやりかたを発見するほうが、たった1つのうまくいくやりかたを発見するよりもよほど容易い、そういう物事でなければ、それは"目標"にもなりえない。うまくいかなかったら"発見"と、うまくいったら"成功"と思えばいい。理想や目標は、それくらい前向きで明るい気持ちで追いかけるべきものなのでしょう。