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2013年05月08日(水) |
June Bride |
数週間前のこと。たびたび"今度一度食事でも"などと独り言をつぶやいていたインド人の同僚が、わたしの年齢を知ってひっくり返ったらしいので(笑)、"もしいい人がいたら紹介してあげよう"とオファーした。彼は頭もいいし、誠実で、なによりお坊ちゃま育ちの素直さがある。日本に来て数年。仕事一筋で一切の出会いがなくとてもさびしいのだという。友人に彼のことを話すと是非とも紹介して欲しいとのこと。それならみんなで食事に行こうか、と彼に伝えにいったところ、なんとなんと・・・
「ありがとう。でもちょっと遅かった。僕結婚することにしたの」
と言うではないか!話が飲みこめず唖然とするわたしの目の前に、インディアンガールの写真まで出してきた。よくよく聞いてみると、あの数週間前のわたしとの会話の後、本国の彼の両親の紹介で出会った女の子と、skypeで会話を交わし、結婚を決めたということらしい。動物は匂いで惹かれあうというという説を信仰しているわたしとしては、実際会いもせず結婚を決めるなんてことは考えられない。なによりも、欧米で教育を受けて、日本で働いている彼が、もろにインド人のオールドファッションのような方法で結婚に至るというのが想定外だった。もうお互いラブラブで、時差を乗り越えて、1日3時間はskypeで話しているのだとか。ジューンブライドだというからあと1ヶ月か。自分の理想に合った人を探すのではなくて、運命をあてがわれた相手と理想を築いていくというのはおおよそのインド人の結婚観のようだ。雨の日も、風の日も、病める時も、健やかなる時も・・・一緒にこつこつと良い関係を築いていくって素敵ですね。
(写真:今日の話題に合わせたわけではないが、夕飯に作ったレンズ豆のカレー、マイルドな豆の味にスパイスのパンチが効いてて美味しかった〜!)