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三鷹でデート。ランチをしようとエレファント・キッチンという小さな小さなタイレストランに立ち寄った。タイ人のおじさんと日本語がいまいちままならない小柄なタイ人の女の子が二人でブリキ人形のような動きで働いている。席について、注文を済ませて、ふと気付く。店内に流れているのはイタリア語のオペラ。やるねぇ!葉野菜のサラダが来る。ミックスハーブの苦味が利いていてうまい。メインはラクサを。これまた濃厚。タイ米のごはんをくれるので、麺を食べたら最後はごはんを投入して、カレーライスにした。東南アジア系のレストランにありがちな、衛生的に客に不安を与えるようなことも全くなくて、とても清潔、味もよく、店内の雰囲気も愛らしく、なによりタイ語のポップミュージックとかで客に頭痛を与えない良いレストランだった。食べログ的には星4つ半(笑)。
食後は三鷹の森を散歩して、ジブリミュージアムへ。これ夢の城だね。アニメに登場するスピリットとか住んでそうだもの。大根の亡霊とか、油ババとか、トトロとかマックロクロスケとか、釜じいとかね。しかし、宮崎駿の蔵書の数の膨大さには脱帽だ。古今東西あらゆる世界の景色や生き物や童話からインスピレーションを得て、その全てが組み合わされてあの独特の世界が出来上がったのでしょう。彼の世界には"典型的な"と表現することのできないものばかりなのが頷ける。日本でも海外でもウケるのはやはり、何を描かせても、そこには日本的な湿度が立ち込めているというところだろうか。そもそもスピリットというものは湿気なしには引き立たないけれどね。
このミュージアムが井の頭公園の裏手にあるというのもよく出来ている。ジブリミュージアムをでて、新緑の生い茂ったこの公園を歩けば、茂みからトトロとか飛び出してきそうな気になるもの。