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夕方のニュース番組でカラス被害についての特集が放送されていた。野生動物は増えると駆除、激減すると保護の対象となる。それもこれも弱肉強食のピラミッドの頂点に立つのは人間なのだから、自分よりも弱いものが自分の領域に入ってきたら退治するのが極めて自然なことなのだと言われたらそれまでだが、ひとつ反論するなら人間ゆえにもっと頭を使って共生の道を選んでもいいじゃないかということ。動物を駆除する映像はいつも目を背けたくなる。カラスはずば抜けて利口で人家の軒先のワイヤのハンガーなどを取ってきて、それで枠を組み、そこに集めてきた動物の毛などを巻きつけてうまく巣を作る。カラスが生まれてくる雛のために作ったマイホームだ。それをポイとごみ袋に入れてしまう。中にはすでに雛の孵っている巣もある。食料を携えて帰ったら、懸命に築いたマイホームも雛も消えていたって・・・・ヒドイじゃないか!と抗議したくなる。しかし、カラスに町を荒らされいる人々に対して、解決策を持たずして声をあげることはできない。悲しい気持ちで最後まで見守っていたのだが、最後にカラスに直接危害を与えない駆除の方法が発見されたということに救われた。それはカラスの止まる大きな木を全てネットで覆ってしまうこと。そこに近づいてネットにからまった仲間などを見ると警戒して、もうその木にはやってこないとのこと。そうやって町からカラスを退かせることに成功したところもあるようだ。
カラスがもたらす町への被害という実質上の問題もさながら、"黒い生き物"というのはなぜか嫌われる傾向にあるようだ。町の人へのインタビューでも年配の女性が何の気なしに話していた。
「真っ黒でね、夜になると気持ち悪いのぉ」
移民の国で暮らした経験によるところなのか、先日南アのアパルトヘイト時代の悲惨な映画をみたせいか、こんな言葉に敏感に反応してしまう。個人的には黒い動物が好きだ。愛猫は黒衣(クロエまたはChloe)というくらいで、黒猫など大好きだし、黒豚や黒い牛、黒のラブラドールなど最高にクールだと思っている。浜田真理子の歌に"The Crow"というのがある。こんな詩だ。
There's a crow
There's a crow in the air
He's watching me all day long
There's a crow
There's a crow in the air
But I can not see him
Can't see him
I can't see him in the air
Bu I konow he is there, I feel it
Can't see him
I can't see him in the air
But he is watching me
One day when
I was playing the guitar
With my black, black notes
Suddenly
The crow showed up before me and said
That he liked my guitar
He likes my guitar
My guitar and songs
Because he likes black, black things
Together
We sing together
With our black, black notes
When the night
When the night visits me
It's time for him to leave
Disappears
Then he disappears
And I can't see him again
There's a crow
There's a crow in the air
He's watching me all day long
There's a crow
There's a crow in the air
But I can not see him
自然の中には色んな色彩があったほうが美しいから、人も動物も色んな色に作られたんじゃないのかなぁ。何色でも大きくても小さくても、自然の営みを愛でて、共生できたらいいですよね。