My life as a cat
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2013年01月02日(水) The sound of music

昨日観た"Once"にはブーイングしたので(世評に反して期待を裏切られたというだけで、そう悪い映画ではないとは思うけど)、お口直しに不朽の名作"The sound of music"を。音楽で流れていく物語という点では同じだ。戦争の影が忍び寄るオーストリアにあっても、アルプスに見守られているかのようなザツブルグの町と、そこに響き渡る天真爛漫な修道女と子供達の賑やかな歌声があまりにも美しい。古い古い作品だというのに、この映画の良くできたところは、登場人物がみんな善人か悪人かと括れない生身の人間であること。そこにいるだけでたちまち場を明るくしてしまう才能のあるマリアは、お転婆で遅刻魔だし(食事の時間以外はなんでも遅刻するんだって。わたしのことかと思ったわっ(笑))、男爵夫人は、冗談も通じる、粋な会話をで楽しめる大人の女なんだけど、たまに嫉妬で意地悪なことを言ってしまったり(しかし、大佐に別れを切り出した時に相手をまず褒めたところに大人の女の度量を感じた)。みんな基本的には善人だけど、どこか完璧じゃないからいい。それでまたトラップ大佐が素敵なんだなぁ。見た目だけでうっとりだが、あれで"Edelweiss"歌っちゃうんだもの。気絶するわぁ。 Edelweiss, Edelweiss every morning you greet me, small and white, clean and bright, you look happy to meet me, Blossom of snow, may you bloom and grow, bloom and grow forever, Edelweiss Edelweiss, bless my homeland forever.......

こんな美しい映画には心を洗われる。こういうのを観た後は、バルコニーへ出て、澄んだ星空へ向かって思いっきり大きな声で歌いたい気分になってしまうね。まぁ、間違いなく近所を巡回してる警察官に注意されるでしょうね。


Michelina |MAIL