My life as a cat
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2013年01月01日(火) Once

カウントダウンはいつも夢の中だったが、今年はバスルームでシャワーを浴びながら迎えた。いつもは夜は静まり返るこの町も今日は和太鼓の音が鳴り響いて、賑やかだった。

デパートは元旦から開いているというので、行ってみた。元旦に買い物に出るなんて初めてだ。すごく賑やかだ。世間は元旦から買い物をするものなのだね。

夜に正月恒例のぜんざいを煮て(ちゃんと煮こぼしたりして、丁寧に丁寧に作るから本当に美味しい)、"Once" という映画を観た。アカデミー賞も取って、とても評判の良い映画らしいのだが、わたしにはその良さがよく解らなかった。だって、この女のほうは、ストリートミュージシャンの男にしつこく話しかけて、ランチとか誘って、男の恋愛話まで聞いて、淋しい心情を解っていながら部屋まで着いて行って、″泊まっていけば?″って言われたら急に軽蔑して逃げるように帰るんですよ。これが10代のバージンの女の子なら理解できるけど、蓋を開けてみれば自分は別居中で子供もいる身なのよ。男の恋愛話は土足で踏み込む癖に、自分が結婚してることは最後のほうまで言わないで、なんか信用できないね、こういう女は。で、男のほうも別れた女に未練たらたらでその女を思って歌を作ったりしてるって。。。それもプロじゃないミュージシャンがやるとキモイだけだと思ったりして。で、その歌がまたね、やたら裏声を使うの。日頃ルチアーノ・パバロッティのオーソーレミーオ〜♪なんていう逞しい歌声に聞きほれてるわたしとしては、こんな裏声男はオカマに思えちゃう。それは仕方ないね。で、女に"一緒にロンドンに行こうよ、子供も一緒にさぁ、I'm serious"とか言っておいて、″じゃぁ母も一緒でいい?″って返されたら、それはちょっとぉ。。。みたいなあの反応はなんだったの???母と娘とその娘と3人で暮らしてるんですよ。お母さんだけ置いていくつもりだったわけ?

元旦からこんなに映画に文句をつけられるのだから、今年も1年きっと不死身で元気に過ごせることでしょう。


Michelina |MAIL