My life as a cat DiaryINDEX|past|will
大量にいただいた大粒の栗で渋皮煮を作り、さらにその渋皮煮でモンブランタルトを焼き、そして最後の栗で栗おこわを炊いた。塩と砂糖以外何も入れないシンプルなレシピだけれど、栗をぼろぼろに崩さないように栗を先に煮て、その煮汁でもち米を炊いて、最後に混ぜ合わせるという工夫をした。味付けはやっぱりみりんとか醤油とかいろいろ隠し味を入れるより塩だけがいちばんいいみたいだ。しかし、わたしほどの栗好きはいるだろうか。栗の季節になると夜な夜な大好きなクラシック音楽を聴きながら黙々と栗の皮むきなんかして寝不足になっちゃうんだから。しかし、この栗おこわ、自分好みの味に仕上げたんだから当たり前だけど、買ったやつなんかよりずっと美味しい。もうちょっと、もうちょっととぐんぐん食べてしまう。剥く時も黙々となら食べる時も黙々とだ。世の人が黙々と食べるのは蟹らしいが、わたしのそれは栗だ。
Michelina
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