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2012年04月20日(金) |
未来を生きる君たちへ |
友人から頂いたベーグルを朝ごはんに。冷蔵庫の中のあり合せで、とろけるチーズを乗せて焼き、アボカド、玉ねぎをサンドした。マリネードしたオリーブとかガーリックとハーブ入りのクリームチーズとか挟むのもいいかな。ベーグルはさすがパンのテイストが同じ友人のチョイスで、全粒粉の生地でハト麦がまぶしてあって、焼くと芳ばしい。歯ごたえがあって顎が折れそうになったが、やっぱりパンはこういうのがいいね。
さて、この友人はネットを通して知り合ってもう10年近くの付き合いになるのだが、日本人女性(当人は"自分は女じゃない"というような発言をしていたが(笑))にもこんなタイプの人がいるのかと誇らしくなるような逞しい人なのだ。彼女がず〜っと前に旦那さんとの結婚についてこんな発言をした。
「すごい苦労人で、なんでこの人はここまで苦労してるんだろう、この先わたしが幸せにしてやるって思った」
と。この発言を聞いた時は、ふ〜んとこれといった感想を持たなかったのだが、わたしの心が成長したのだろう、今頃になってその言葉が大きく響いてきたのだ。誰かに幸せにして欲しいという受身ではなく、誰かを幸せにしたいと思ったらそれは本物の愛だろう。
また、ちょっと飛躍してしまうが、先日"未来を生きる君たちへ"というヨーロッパの映画を観た。登場人物全員の表情があまりにも暗い上に淡々としていて、とても気の滅入るものだったが、暴力に暴力で答えていたら世界は滅茶苦茶になるではないか、じゃぁどうやって暴力に立ち向かうのだ、というようなテーマで考えさせられるものがあった。短い人生、痛み傷つくことも勉強のうちだけれど、不毛な憎しみに心を囚われて生きるのではあまりにも勿体無い。幸せになりたかったらまず自分が幸せの種をみんなに分けなければいけない。人類がみんなこんな姿勢で暮らせたらどれだけ世界は平和になるでしょう。
そんなことを考えながらベーグルを噛み締めた朝でした。