My life as a cat
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2012年04月15日(日) 隣の人






















土曜の夜は同僚のお別れ会だった。同期入社で、この3年間休日も海に山にパブにレストランと一緒に繰り出した仲である彼がインドに帰ることになったのだ。家にこもって重い腰をなかなかあげないわたしを"Come over!"と屈託なく誘って、半ば強引に連れ出してくれたことにとても感謝している。彼がいなければ出会えなかった人も沢山いる。いつものインド料理屋で国際色豊かな仲間達が20人集まった。オーストラリアにアメリカ、フランス、スウェーデン、韓国、職業だってばらばら。。。みんなで美味しい料理をほおばり、豪快に飲んで、何ヶ国語もが飛び交い、一夜で世界を旅した気分になる、こんな愉快な会を主催するのもやっぱり彼だった。こっそりと順番にまわってきた寄せ書きのカードには、
「いつかインドに訪ねていきます。案内してね。」
と書いた。いつか本当に行くつもりだ。

日曜は友人とピクニックへ。公園でワインを開けてお弁当やおつまみを広げて、遠くでざわめく子供達を眺めながら他愛ない会話を楽しんだ。これこそ正しい日曜の午後の過ごし方だろう。

すっかりリラックスして家に帰り、クロエちゃんにごはんをあげておもちゃで遊んだ。なんだか今日はいつもより楽しそうだ、と感じてはっとした。クロエちゃんが楽しそうに見える時はわたしが楽しい時、クロエちゃんが悲しそうに見える時はわたしが悲しい時なのだ。隣の人は鏡に映った自分だ。隣の人が好きな時は自分が好きな時、隣の人が嫌いな時は自分が嫌いな時。最近、近い友達の結婚や旅立ちが続いてなんだか少し落ち込んでいた。なんといってもわたしの上をいくワガママ人間のアレックスまで結婚してしまったのだ(笑)。わたしはといえば、一年くらい前から転職を考えはじめてこつこつと勉強しているのに前進が見られない。自分だけがずっと同じ場所で立ち往生して取り残されてしまったような淋しい気持ちになったりしていた。雰囲気は伝染する。クロエちゃんにはわたししかいないのだから、機嫌よく生活していかなければいけないな。


Michelina |MAIL