My life as a cat
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2012年03月12日(月) 結婚のキメテ

結婚は2番目に好きな人としたほうがいいという説も納得できるけど、わたしはやっぱり1番好きな人がいい。そしてやっぱり誰よりもわたしを愛してくれる人がいい。

数回デート(お茶やごはんだけ)した男性からこんなオファーをもらった。

「君は結婚して子供が欲しいのでしょう?そしてオーストラリアに戻って自然の中で毎日ハイキングやビーチを楽しみたいんでしょう?僕はあと3年くらいは東京に住まなくてはならくて、君が嫌だというなら郊外に住んでもいいし、それから一緒にオーストラリアに移住すればいいよ。僕の職業柄、どこでもビザが下りるでしょう。君は良い奥さんで良いお母さんになると思うから、それを前提にはじめたい」

想像した。都内の高級アパートに教養のある賢く温厚な旦那さんと可愛い子供と暮らして、そのうちオーストラリアへ帰って毎日子供とハイキング。。。。完璧なようにも思える。でも、わたしが今どうしても欲しいのはひとめぼれ君だ。だってこんなにわたしの言葉を良く理解してくれる人など滅多に出会えない。二人を天秤にかけて考えた。片やわたしの欲しいもの全てをオファーしてくれるが決め手となる魅力はまだ発見できていない。片や何一つオファーしてくれないどころか、何の約束もなく、触れることもできず、メール越しの言葉をじっと握り締めているだけだけれど、会えばホームだと思えるような安心をくれる。YESと言えば全てが簡単に終結するように思えた。親の喜ぶ顔も脳裏に浮かんだ。

でも結局このオファーは断った。相手はとてもわたしのことが好きで、がっかりしたようだった。

帰り道、わたしはバカなのか。こんなんだから結婚できないのだろうと落ち込んで一晩じっと考えた。どんな人と結婚するべきなのか。女性は安定とか贅沢な暮らしをくれる人に弱い。わたしだってそのほうがいいに決まってる。でもそれに気を取られて本質の部分に盲目になるべきではない。そういう結婚をして退屈な主婦になった人々が不倫に走るのだろう。だから、想像してみる。相手がいつか無一文になっても、体が不自由になっても愛せるだろうかと。もちろん実際そんなふうになったら現実は想像と違うのだろう。でもそれくらいの心持ちで結婚したいものだ。わたしは最高と思えるリレーションシップを知っているからもう後戻りは出来ないだろう。チャンスがめぐらなければひとりで生きていこう。そう決めた。

そういえば、クロエちゃんと暮らしはじめたことで、飲んで、酔ってどこかに寝て朝帰りとかそういうことは愚か、9時くらいにはさようならと手をふる今までにもまして"不都合な女"となったのだが、それはかえってよかったのかもしれない。そうなるとわたしと本気で末永い付き合いを望んでいる人しか残らないのだ。


Michelina |MAIL