My life as a cat DiaryINDEX|past|will
正月三が日は家でひたすらだらだらと過ごした。あれをしなきゃ、これをしなきゃと自分に何かを課すことなく気の赴くままに一日中過ごせるというのがこの上ない贅沢と思えるのも、日頃時間をきっちりくぎって、夥しく、あくせくと仕事と家事に励んでいるおかげでもあろうね。今年は猫もいることだしと、小さなこたつを購入したのだが、これがまた寝正月を盛り上げるうってつけの道具となった。もらったお餅を食べようとことことぜんざいを煮て(クロエちゃんはこれが相当気に入ったようで、もっとおくれよとせがんでくる)、とろとろに煮た大根やら、生海苔を入れた卵焼きやらをつまみに酒をちびちび飲りながら映画三昧。"L'apartment"という1996年のヨーロピアン映画はなかなか良かった。1996年といったらわたしがオリーブ(雑誌、すぐにへなってしまうのが難点ながらも薄くて重くないというのが魅力だった)とかをバッグに忍ばせていた時代で、その中によくパリジェンヌのファッションとかの特集があって、夢中で見ていたのだが、映画のモニカ・ベルッチやロマーヌ・ボーランジェのファッションは正にその時代のもの。あぁ、こんな恰好わたしの憧れだった!となつかしさを楽しんだ。それにこの映画の中の二人は絶世の美女の最盛期だと思うなぁ。モニカ・ベルッチはとにかく若くて、"セクシーさ"が前面にでていなくて、もっとナチュラルな色気と可愛らしさがあるし、ロマーヌ・ボーランジェは若き日の宮沢りえを彷彿させる正統派美人で華奢ながらも見事に凹凸のある女らしい体躯だし。その二人の美女の間を彷徨う男役にヴァンサン・カッセルなのも妙に納得。ちょっと怪しくキモい感じで、さっぱり美男系の俳優よりよほどストーリーにはまっている感じがした。
Michelina
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