My life as a cat
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2011年12月04日(日) アツアツ!ゴボウの石焼ビビンパ

あるレストランでアイディアを得て、ベジタリアン仕様にアレンジして作ってみた。みじん切りの人参、ゴボウのささがき、干ししいたけ、銀杏(これ煮ても焼いても美味しいね〜。夜な夜なトンカチで割る甲斐あり)を干ししいたけの戻し汁に醤油、みりん、砂糖を少し入れて汁がなくなるまで煮る。石焼きの器はないからフライパンでごま油をしっかり熱してご飯(一度冷めた炒飯用が望ましい)を底に敷き詰めて具を上に乗せてそこそこご飯に焦げ目がつくまで焼いたら出来上がり。細ネギのみじん切りと刻みのりを混ぜていただきます!簡単で美味しいのでわたしのひとつの定番になりそう。

週末はチャズと会わないはずだったのに、"夕方には家に着くから会いませんか"というメールがあったので家を訪ねた。今夜こそわたしの気持ちをきちんと話してみよう、そう心に決めてきたから、東京タワーや照明を凝らした居心地の良い彼の部屋(こういうところにこだわりを持つところ、やっぱりニューヨーカーだねって思った)も全てが感慨深かった。彼がおみやげに買ってきてくれたマドレーヌを食べて、彼が見つけた近所の野菜料理がメインのレストランへ行き、いつものデートと変わらない静かで穏やかな時間を過ごした。そして、手をつないで駅まで送ってもらう帰り道、ぽつりぽつりとずっと考えてきたわたしの気持ちを話し始めたらとめどなく言葉がこぼれだしてしまった。チャズはわたしよりイージーゴーイングでオプティミスティックだからいきなり核心に迫られて、心臓が停止したようにわたしの横顔をただじっと見ていた。彼の夢とわたしの夢が同じ方角にない、それが常に心底に沈殿しているから夢中になることを躊躇してしまう。正直にそう話した。彼もそれはうすうす感じていたけど、まだ考える段階ではないと思っていたという。それでも結局、良い友達として付き合いたいという申し入れに納得してくれた。ハグをして、わたしが地下鉄への階段を降りる途中で振り返るといつもはもう背を向けて家の方向に歩き出しながら手を振っていたのに、昨日は立ち尽くすようにまっすぐこちらを向いていた。平穏でただただ暖かい時間がぽつりぽつりと甦ってきて、胸がしめつけられた。


Michelina |MAIL