My life as a cat
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2008年04月06日(日) Gloomy Sunday

「病気にならない生き方」の続編2冊、実践編と若返り編を読んだ。本編を読んだ人には新たな論説が少なく復習のようで物足りないだろう内容だけれど、たまにこういうのを読み返してもう一度だらけた生活を見直すのもいい。
"夫に先立たれた女"と"女ができた男"が若返ると言われる理由。
女は体が子供を産むようにできていて、男は自分の子供を産んでくれる女を庇護するように体ができている。だから庇護してくれる男を失った女は新たな相手を得るため最大限魅力を発揮するようになり、庇護すべき女を見つけた男も最大限力を発揮できるようになるのだそうだ。確かに早く結婚して落ち着いてしまった友人にばったり会ったりすると、子供がいなくても自分よりもずっと年上に見える。
昨日、いつも自家製の有機野菜をわけてくれる母の知人がずっと介護していたお母さんが亡くなった。この知人の作る野菜は見た目も味も絶品なのだが、もとはといえばお母さんの入院費が嵩んで、家計を切り詰めなければならなくなって作り始めたらしい。家計も介護も大変だったようだ。病気になってしまうと、自分だけでなく周囲にも大変な思いをさせるのだから、ならないように心がける謙虚さは持っていかないとね。

「暗い日曜日」というドイツ映画を観て、主人公のイロナの美しさに魅了された。優しいだけでは退屈、悪いだけでは可愛げがない、強いだけでは近寄りがたく、弱いだけでは尊厳がない。全てを絶妙のバランスで持っている女の人はなんて魅力的なのだろう。気まぐれな猫のような足取りで公然と二人の男を渡り歩きながらも、一人が失踪した時には自転車にまたがり髪を振り乱して探しまくり、もう一人が強制収容所に連行されてしまった時もまた同じように自転車にまたがり救いだすために走った。だからこの二人の男は仲悪くならずに済んだのだろう。大きな愛と情は一人だけにじっと注がれなくても十分威力を発揮するものらしい。


Michelina |MAIL