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作るとすぐになくなるおやつ。黒糖と餡子の味が程よく共存した水羊羹の水分が甘栗をしっとりさせて、つるつる過ぎず、ぎっしり過ぎず、ちょうどいい。
NHKで「爆笑問題のニッポンの教養」という番組がやっていて、哲学者や精神医学者やら各界知識人がトークしている中で、
「面白い社会というのは常に危険と隣り合わせで、良い文学や映画は苦境の中でこそ生み出される」
というのがあって、それは日頃微かに胸につかえていた今ひとつ得体の知れない思いがやっと吐き出されたような言葉だった。「空気が読めない」とかいうのがよく言われているらしいが、立ち込めた空気を濁さずに自分の意思を持つのが苦手な人が多い。つまらないことにも首を縦に振って楽する人ばかりで面白いことが少ない。と、わたしは内心でぶつぶつ言っているのだ。