DiaryINDEX|
past|
will
オーストラリアの空色の濃さに慣れてしまうと東京らへんの水性絵の具をうんと水で薄めて使ったような頼りない空の色が心を寂しくする。わたしにとっては"くもり"としたいくらい空の白けた日も、お天気ニュースではこれを快晴と呼んで"気持ちの良い一日でした"という。日本の情緒深い景観にオーストラリアのような"オモチャ色"の空では台無しだが、それでもあちらの力強い空のほうが好きだ。
今日は今年一番の快晴で、二階の自室のベッドに寝転んで日向ぼっこをしていると、久々に鳥達もやってきて電線に停まって長いこと世間話を楽しんでいるようだった。音楽を聴いてベッドの上でぼんやりするのは至福の時間。先日テレビでやっていた"鬱病の症状"が正に自分のようだったので慌てたが、わたしのは単なる"横着の性質"だったらしい。
夕飯はコーンバター味噌ラーメンと春巻きにした。ラーメンの出汁はにんにく、しょうが、ネギから取って、味噌はたっぷり。のどが渇くが体がぽかぽか温まる逸品。春巻きはイマイチだったが、料理嫌いの母は、
「人が作ったというだけで美味しいわっ。」
と沢山食べてくれた。いい性格だ。わたしは自分が作ったものが何より好きで、人が作ったものへの評価は厳しい。