My life as a cat
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2008年01月19日(土) The first priority

予感どおり、3ヶ月前にパースでお別れしたナエちゃんが日本に帰ってきて、銀座三越ライオン前にて、あっさりと再会を果たした(彼女から"ライオンが小さ過ぎて見つからなかった"と苦情がでた)。夏の思い出しかないため、お互いに黒いコートなどの冬服に違和感があった。もうすぐ結婚してヨーロッパに引っ越す予定のある別のパースの友も加わって、ランチ、お茶と梯子してひたすらおしゃべり。国際結婚(恋愛)では好きな人と一緒に好きな場所に住むということが容易でないことが多く、彼女達は日々そのことに悩まされているようだ。わたしもかつてこのことに日々頭を痛めて、ある日、こんなことを思った。一番大切で必要なものは何か。一番が解ったらそれを手に入れることで満足として、二番目以降はあっさり諦めよう、二番目や三番目は忘れた頃に降ってくる筈だ、と。それ以来もう悩まなかった。

夕方に新丸ビルの上のカフェで、ひとくちサイズにカットしてもらったチーズの乗ったサンドイッチをつまみにホワイトワインで乾杯。結婚式で酔っ払っているナエちゃんのお父さんの到着を待った。カフェでワインなど飲んでいる日本人など他に見当たらないが、店員はこの珍客にも非常に親切で、ひたすら無知にワインを美味しいと褒めるわたし達に物知り顔をしたりはしなかった。

お父さんが現れて、みんなで東京駅の地下街で一杯だけ飲んで、新幹線に乗り込むナエちゃんとハグをして別れる時、今回はもう次に会える予感がないので泣きそうになって目に涙がたまってきたが、彼女も同じことを思ったのだろう、わたしと同じ顔をしていたので、振り返って手を振ったりはしなかった。


Michelina |MAIL