My life as a cat
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2008年01月17日(木) ノン・スタンダードのこころ

この国では年齢や結婚を理由にせっかく芽生えた夢を諦めてしまう人が多い。わたしよりうんと若いのに、今から新しいことを勉強するのは遅い、などと言うのを聞くと残念に思う。何に対して遅いのか?と聞き返したくなるが、それはわたしのように"スタンダード"のない移民大国で暮らしているうちに完全にその意識すら失った人間が単純に考えることで、取り巻く環境に左右されているところも大きい。マーヴの妹なんかは既婚でまだ歩けない娘を抱えてPh.Dを取得するのに奮闘している。妻で母で学生で忙しいことこの上ないが、やりたいことを真っ直ぐしている人は満ち足りていて見ていて気持ちのいいものだ。それと離婚の理由をよく、
「やりたいことができたから」
などと語る人も多いが、これは殆ど理解できない。愛情が冷めたのが先で、そして離婚を考えたらそこに道が見えたという順序ではないのか。誰かと一緒じゃ出来ないことなどあるのか。ロバート・キャパとイングリッド・バーグマンなら仕方ないが。

わたしは持ち前の図太さに加え、スタンダードへの意識がないのは幸い、欧米人に20才に見えると言われるので、真に受けてまだそのくらいのつもりでいる為、無謀なくらいの夢も希望もいっぱい、結婚で諦めなければならないのは"浮気"のみだと思っている。


Michelina |MAIL