My life as a cat
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2008年01月01日(火) 日本の正月

思い起こすのも気が遠くなるくらい"日本の正月"は久々で、空家の母の実家に叔父家族と集合し、従兄弟の成長ぶりにひたすら驚くばかりだった。最後にじっくりと会った時は中学生だったか、高校生だったか、長身のサッカー一筋少年で、靴にそっと差し込まれたラブレターに気付かず踏んずけて家まで帰ってきて、親が第一発見者だった、というくらい奥手で硬派だったのが、今では身長は2m近くまで伸び、大酒飲みで、しっかりと来年からの就職も決まり、自立して一人暮らし、妹とテレビを見て女優の品定めなどするようになっていた。比例してわたしのほうはちょっと固い布団に寝ただけで腰痛が起こるように着実に老いている。

おせち料理は甘くてベトベトしてたり出汁の濃いのが嫌で食欲沸かず。うちの雑煮は醤油味で具は大根と里芋で怖いくらい青海苔をかける。一番美味しかったのは自作の精進チヂミ(繋ぎはじゃがいも)で、これは肉好き少年にも好評でぺろりと平らげてくれた。

初夢は悪夢だった。マフィアに追いかけられて逃げ惑うストーリーだ。わたしはワイナリーの葡萄畑の中(あの淀んだ空と頼りない葡萄畑はオーストラリアではないな)をのろい駆け足を引き摺ってなんとか逃げ切っていた。心臓ドクドク、寝汗をかいて目覚め、2008年がはじまった。


Michelina |MAIL