My life as a cat
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2007年11月18日(日) 子供嫌いじゃなかった

道を歩いていると、突然4歳くらいの子供が横から突進してきた。頭が腿にごつりと当たって痛かったが、そんなことはどうでもいい。××ちゃん、大丈夫?気をつけなさい、と自分の子供だけを気遣う母親に苛立った。と、同時にひとつ解ったこと。ずっと子供嫌いと思ってきたけれど、近所の子供と夢中で遊んだりしているし、愛しくさえ思う。わたしが嫌いなのは子供ではなく、子供を産んだことで世間を我が物顔に歩く親だ。子供=誰にとっても愛らしい存在と決めつけて、鬱陶しがる人々を認めないのも嫌だ。

以前の家の隣はレストランで、そこで働いてる母親をいつも退屈そうに待っている男の子とバドミントンをした。彼の中で絶好調に盛り上がってきた頃、お茶を飲む約束をしていた友人が迎えにきたのでプレイはおひらき。いじけてしまった彼に、ごめんねと言いながらご機嫌をとっていたら友人に言われた。
「あなたは絶対甘やかし過ぎて子供をダメにしてしまうタイプだわ。大人には大人の都合があるって解らせなきゃダメよ。」
次の日曜も彼とバドミントンをしていたら、マーヴは、
「彼女は僕と遊ぶ約束があるんだからねっ。」
と子供に向かって本気の嫉妬心を燃やしているのかと思いきや、友人と同じ指摘をした。確かにわたしが育てた猫達はわがままでやりたい放題、"ナメ猫"ならぬ"ダメ猫"だ。わたしのこれはなかなか直らないことだろう。しかし、だからせめて、もし親になっても他人に対して謙虚でいようと決めた。


Michelina |MAIL