DiaryINDEX|
past|
will
夜に女友人と食事する約束があった。夕方に電話をかけてきたマーヴはどの服着ていくの?と尋ねる。かつてわたしが出かける時に洋服を選ぶのが好きだった。自分と出かける時は一番洗練されたのを、女友達と出かける時は一番垢抜けないのを選んでくる。彼が似合うと言ってくれなかった白のニットを挙げると
"That really suits you."
と言う。ということは、やっぱりそういうことか、と違う服を着ていくことにした。
食事をしてからサウスパースのカフェへ移動。おなかは満たされているが目がデザートを欲しがっている。酒をやめてから甘いものに目がなくなった友人がさっさとオーダーするのを見て咄嗟に真似てクリームブリュレをオーダーしてしまった。品の良い甘さで美味しかったけれど、平らげるとやはりげんなりする。そこまで食べることの格好悪さにもがっかりする。トイレの鏡に映ったこの1ヶ月ですっかり肥えた自分の姿を見て、
「迷えば食うな、食うなら迷え」
という標語ができた。この高級なカフェでは、クリームブリュレひとつ17ドル(1900円)取る。最後にげんなりしてお金を取られるのだからお得じゃない気分。今度は飢えてから食べに来ようっと。