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2007年10月14日(日) |
Don't worry, I'm fine |
タクシーで病院へ向かった。乗り込んで行き先を聞くなり、ドライバーは、君自身が行くんじゃないよね?と確認する。ボーイフレンドに会いに行くのだと話すと、わたしが悲嘆に暮れていると思ったのか、大丈夫だよ、あそこの病院はただ検査しに行くところだから、とかあれこれ言って必死に励ましてくれた。
今日も快晴。タクシーはスワン・リバー沿いを爽快に走り抜ける。こんな宝石のような朝をあと何度迎えることができるのだろう。
ドライバーは当たり前のように一般病棟の前で車を止めた。マーヴがいるのは別の棟だったけれど、そこで降りて、入り口を抜けるふりをした。
マーヴがいなくなった日、気が動転して勢いだけで手紙を書いた。わたしは待っていると約束したのでそれを貫こうとしている。約束を破る後味の苦さを想像しては、そんなものに苦しめられて人生を送るのはまっぴらだと思う。どんな辛い結果が待っていようと、そういう自分がしでかしたことに対する後悔や苦しみよりはマシなのではないかとそう思っている。半年経った今でもやっぱりこれでよかったのだと思う。離れていてもマーヴは幸せを運んできてくれるし、寂しさと不安と小さな悦びの間を彷徨う日々の中で新たな道を発見した。進むべき道がくっきり見えた時ほど人生が明るく感じる時はない。わたしは大丈夫、勢いよく歩き出しています。