My life as a cat
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2007年10月12日(金) This is real

今日も病院へ来た。芝生に寝転んでいると、たまにのそりのそりと患者が近寄って話しかけてくる。
あなたはナース?それとも医者の卵?
ただのVisitorだと答えると訝しげにわたしをじっと見る。レセプションでも同じやりとりがある。精神患者やプリズナーを訪ねてくる人は歯が汚かったり髪がぱさぱさだったり、焦点が定まらない目をしていたり、とてもお日様の下で暮らしをしているとは思えない見た目をしている人ばかりで、わたしのように健康そのもので会社員だと言ったら誰もが納得するだろう見た目は異色だ。医者もナースもわたしを見て意外に思っているのだろう、マーヴに、あんなに良いGFがいてラッキーだね、と言うらしい。素直な彼は、みんな君が良いって解るんだね、と嬉々としているけれど、わたしには、「片やプリズナーなのに」という言葉が隠されているように聞こえて、違う、彼は悪いことなんてしていない、だから良いGFを持つのは当然よ、と言いたい複雑な気持ちになる。

夜にダリアとゲイリーとアレックスとCOMO(パブ)で飲む。シティのパブなんかより格段にいい。そこで偶然友達に再会したアレックスは、ヤツはどう?などとわたしに耳打ちする。将来ハゲそうな感じね、といい加減に答えるとヤツはオタクだけどブッシュ・ウォーキングが趣味だし君と合うと思うよ〜、お金持ちだしさぁ、何よりオージーだからこれで永住権獲得だよとかなんちゃらと3人は笑っている。わたしには純朴でかわいいボーイフレンドがいると言ったのにな、一度も姿を現さないからきっと冗談か妄想だとでも思っているのだろうな、、、。


Michelina |MAIL