My life as a cat DiaryINDEX|past|will
忙しい通勤途中、急に温かいものが飲みたくなって職場の隣のビルのカフェに駆け込んだ。何にしようかとざっとメニューを眺めていると、"Hello,how can I help you?"という声がして、咄嗟に"Can I have a,,,,,,"と答えて、あれ?と顔をあげると、インド系の顔をした(でもアメリカ人)店員が立っていた。普通に英語で話しかけてくるのかぁ。このビルは外資企業の自社ビルのようで歩いてる人の半分が外国人なものの、日本で普通に英語で通す外国人店員というのもあまり見たことがなかった。彼はさっさと作ってくれたカフェ・モカを手渡し、"Thank you. Have a nice day."と言いながらわたしの目を見てにっこり笑った。その瞬間なぜだかスカッと心が浄化されたような気持になった。わたしはこれが好きなんだ。東京中のカフェやコンビニの店員が、きっちりマニュアル通りの言葉で挨拶し、お辞儀をして丁寧に両手で手渡してくれるのはもちろん悪い気がしない。しかし、礼儀正しくても彼らは絶対客の目を見たりすることはない。それならロボットでも変わらない。どこか血の通わないようなサービスを真剣に成し遂げているのもほんの少し息苦しい。挨拶にマニュアルがあるのは世界中どこを探しても日本だけではないか。どこまで”統一”好きなのかと呆れつつも、統一しないと収集つかないほど病的にはみだしてしまう人が多いことは確かだ、と納得する。健全ならば"Thank you"の一言と目を見てスマイルするだけ。それで十分です。
Michelina
|MAIL
|