My life as a cat DiaryINDEX|past|will
まったりとした土曜日の出勤。ぱらぱらと人が帰り始めた頃、突然すごい揺れが起きた。地震だ。新しいビルは揺れを吸収するようにできているというけれど、本当にすごく揺れる。ただでさえ土曜の出勤はわたしにはかなりキツイというのに、さらにこんなことがあると心まで萎える。早く家に帰ってのんびりしようと定時に切り上げたものの、電車もバスも全てストップしていた。タクシー?ホテル?とりあえずカフェに入り、本を読む気力もなく1時間ぼんやり道行く人を眺めた。地震を体験したことのないマーティンが沢山メールを送ってくるので(ヨーロッパのマーティン母もニュースを聞きつけて心配しているという)返信していたら電池も切れてきて、世界に遮断された気分になった。駅までとぼとぼ歩いていると女の子に道を聞かれたので現地までつれていってあげた。駅は人であふれかえっていて駅員に詰め寄る人々に混じってわたしも自分の電車を確かめなければならなかった。この時点で20時。なんとか少しづつ復旧している電車に乗り家路に向かうことにした。が!これが地獄の始まりだった。大袈裟?いえいえ、本当に大変だったのだ。線路に落ちてしまいそうなほど人で溢れたホームで電車を待ち、ドアが開くのと同時にみんなが早く帰りたい一心で車内に向かってぐいぐい進む。悲鳴があがり罵声が飛ぶ。子供が泣く。そしてこんな時何よりもわたしを疲れさせるのが駅員を怒鳴りつけるオジサン。なさけない姿だ。やっと乗れた電車で息も絶え絶え、行き先を変更されたりして何度も電車を乗りかえた。電車は35km制限でのろのろ走り、家の近くまで着いた時はもう0時を廻っていた。もうぐったりだったけれど少しだけ面白いことがあった。電車の中で暇つぶしに話しかけてきた男性と話していたら、どうも以前わたしが働いていた会社の社員のようで(もちろんお互い全く知らなかったけれど)、なつかしい話をしてしまった。そんなんで家に着いたのはなんと夜中の1:30。こんな時間に駅から人が出てくるのが異様な感じだった。本当に疲れてしまったけれど何よりも怪我もなく無事に家に帰れたことに感謝。
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