My life as a cat
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2005年07月14日(木) 人間関係

嫌なことがった。毎日の激務でぐったりしているところにとどめを刺された気分。もうダメだ、今日は残業するのはやめようと定時で切り上げた。OAZOへ行き、本を衝動買い。心が健康な時はそんなことは私生活の中で自分の目で見て学べばいいと思っているのにすがるような思いで「社会にでたらどうしても避けられない人間関係をどううまく克服するか」といったことを書いてある本まで購入してしまった。

喉が渇いて東京駅の北口のさびれたカフェへ駆け込み、窓際に腰掛けてアイスコーヒーを飲んで休むことにした。会社のグループの中では紅一点なので表面上みんな優しくしてくれる。けれど誰にでも優しい人しか信用できないので、わたしに優しくても後輩の営業マンに対して「厳しさ」ではなく「冷たさ」で怒鳴り散らしたりするような人間は好きになれない。そしてわたしを「女」と見て近寄ってくる人々はたくさんいるのに、そんな人々も困ったときに親身に相談に乗ってはくれない。わたしは最近ちょっと孤独で男性嫌いだ。週末は女友達と他愛ない話でもして過ごしたいと思い、ベジ友達のさなちんさんにメールを打っていた。すると窓の向こうでスーツを着た一見普通の30代後半くらいの見た目の男の人がわたしにお辞儀をしてにっこりと笑っている。見覚えはないが同じ事業部の人かもと思い、わたしも会釈した。するとその人が店内に入って近寄ってきて「あの、、、待ち合わせた方じゃありませんか?」と聞かれた。「いえ、違います。」というと一度引き下がったものの、また戻ってきて「あの誰かと待ち合わせですか?」と聞くので「電車待ってるんです。」と言ったら淋しそうに帰っていった。出会い系サイトなどで知り合って待ち合わせまでこぎつけたもののすっぽかされたに違いない。可哀そうだなと思いながらもそんなのうんざりだといらついた。孤独な気持ちで東京の孤独を見てしまって余計落ち込んだ。

帰りの電車に乗ってマーティンが人間関係が嫌で会社を辞めたいと言った時に「目の前にいる人とうまくやれない人は次にいっても難しいんじゃないの」と言ったことを反省した。わたしはその時点では人間関係が嫌で会社を辞めたことなど一度もなくてそういったところでは非常に恵まれていたのでそれは単なるわがままだと思っていた。今だって自分は優しくされているのだから周囲を見なければ幸せだけれど、やっぱり人間的に信頼できる人のいうことしか聞けない。

下っ端の営業マンには上司を神様と崇めて疑わない人、NOということを諦めている人、NOといわずともささやかに自分のペースをキープすることで意志を表明する人と色々なタイプの人がいる。わたしは3番目の人々を応援したい。どんなに冷たい言葉を吐かれても嫌ないいつけをされてもそれを自分より弱い立場の人間にし返さずに自分で留める人は強い。組織など長時間一緒にいるだけにみんな思考が似てきてしまいがちだけれど、そういった人々には流されず自分をキープして欲しい。そして自分もそうありたい。そうすることがこの事業部の嫌な風潮への抵抗だ。


Michelina |MAIL