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いよいよ京都見学。早めのランチをホテルの近く(三条)で摂ろうということになり、結局おとといちょこっと行った回転寿司に行った。朝の賀茂川は清々しい。橋を渡りお寿司を食べたら、清水寺に向かってのんびり歩いた。
途中の小さな着物屋さんでマーティンが電車の中で着ている男性を見て以来欲しがっていた甚平を買ってあげた。古い町並みを写真を撮りながら歩いた。
知恩院に着くと大きな門があり階段を登った。
この時点でわたしは暑さにだれて座り込んでしまいまった。マーティンはもう興味深々なので早く見に行こうという。「待ってる」と言ったら一人で奥まで見学に行った。涼しい建物に入り待ってると30分経っても戻ってこない。40分経って嫌気が差してきた頃、姿が見えた。まだ気がすまないようで「鯉を見つけたから写真取って来る」と言う。一体本当の目的地清水寺に着くのは何時になるんだろう。円山公園を通って八坂神社の脇を通った。ここでアクシデント。わたしが前を歩いていて、出口付近で振り返ると、後ろから着いてきているはずのマーティンがいない。来た道を戻ってみたけれどいない。八坂神社の中にまで入って探したけれどいない。不安になってまた出口に戻ってみたらなんとそこにいた。
「カメラの電池入れ替えてたら君の姿が見えなくなっちゃったの。だから周辺の写真を撮ってきたよ、僕からはぐれたら君はホテルに帰れないから気をつけてね。」
,,,,,,,あのあの、日本語出来ないのはどちら様ですか?
清水寺は近いと聞いたのになかなか着かない。細い道をとことこ歩いた。途中高価な清水焼ばかりを扱っているお店に入った。今回の旅行で初めて知ったのだけれどマーティンは過去に陶芸を習っていてその筋のdegreeを持っているという。なので驚いたことに「これを作るのは難しいんだ」とか説明されてしまった。缶ジュースの蓋も開けられないような指で陶芸とは驚きだ。清水焼の特徴は元々お茶の為の焼き物として発展し、京都の四季を彩るように四季がわかるようなモチーフをあしらった物が多いのだそうだ。土も京都産ではなく他の地から入ってくるもので作っているのだそうだ。とこんな話を聞いていたら、その横でマーティンが超高価な湯のみを購入しているではないか。一言ぐらい相談してくれてもいいのにな。いつかお母さんにあげるらしい。
清水寺近くになるとお土産屋さんが多くなる。マーティンがトイレに行きたいというので素通りして清水寺まで急いだ。なかなかトイレから出てこない。おなかでも痛いのだろうか?と心配になりトイレの外から「大丈夫?」と聞いたら「うん」と言ってトイレのドアと目隠しの間でズボンを履いている。なにやってるんだろ?と思って聞いてみるとこれが彼にとって初めての和式トイレ。ズボンが濡れてしまうのではないかと不安になり、トイレの戸の前で完全にズボンを脱いでしまい、用をたしたようだ。「ちょー恐い」と言いながら出てきた。はぁそれはご苦労様。
清水寺はすごい。京都の町が一望できる。ここで「交通安全」のお守りがあったので買ってあげようかと思っていると健康のお守りがいいというのでそれを購入。ぐるっと一周してまた下りた。
「八坂神社の方があんまり人がいなくて好き」と言う。八坂の塔などを見ながら祇園まで来た。もうわたし達は汗だくでわたしは祇園で冷やし善ざいでも食べたいところだったが、彼は和菓子(あずき)が好きでないのでやめておいた。薄暗くなって夜の明かりが灯り始めた賀茂川沿いを四条駅から三条駅まで歩いた。
旅館についたらぐったり。今日は本当によく歩いたなぁ。
シャワーを浴びて夕飯を食べに行こうということになった。汗を洗い流したら疲れが少しとれた。腹ペコなわたし達はまたまた賀茂川沿いのお店に入った。そこでオーダーしてみるとまたまた何もかもが本当に小さい。なんだか落胆してしまい、一杯飲んで普通の居酒屋風のところに移った。ここはサイズは普通。やっとお腹を満たすことができた。料理もとても美味しくて彼も気に入ったようだ。また今日もガブガブ飲んでいる。テーブルの上にあるチャイムを初めて鳴らして店員さんを呼び日本語で「ビールください!」と言った時はとても得意気な顔をしていた。彼があまりにもよく飲むので店員さんは苦笑していた。
酔っていい気分でホテルに帰り、わたしはもう一度大浴場に行ってお風呂に浸かってから熟睡した。